市川崑『東京オリンピック』

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NHKにて放送された『東京オリンピック』を見る。
それぞれの選手がそれぞれの緊張をいい具合に保っているのが映像に表れており鳥肌がたった。
特に興味を引いたのは、ウェイトリフティングである。
筋肉ってここまで美しくなれるものなのか、と感心すると同時に、どこかグロテスクでさえあった。
美しいとは、ある意味異形なのかもしれない。…と思うわたし。


と、それはさておき本作を見ていて感じたのだけれど
もしかすると、なかやまきんに君のネタは単純に笑えないものかもしれない、と思った。
彼のネタに「おいっ!おれの筋肉!」と自らの筋肉に話しかけるというものがある。
私は全くスポーツをしないのであくまで推測だが「身体を鍛える」というのは「身体との対話」であるような気がするのだ。
スポーツ全般に言えることだが、日々のトレーニングにより身体にむち打つことで自らの限界を知り精進する彼らは、常に「身体との対話」を続けているのだと言えるっぽい。


そういうわけで、きんに君のネタがウケないのは、ちょっと哲学的にすぎるからではないかなあ?
というお話でした。スポーツ嫌いがエラそな口ぶり叩いてすみません。


パワーーーーーー!!!!!!!!!!